こんにちは

投稿日 2005年7月23日

とうとうブログをはじめることになりました。一番のきっかけは飯嶋良太さんのブログです。かれのはBASIC EnglishについてBASIC Englishで書いてありますが,わたしのはいろんなことについて日本語で書きます。いまこのインターネットの世界は英語で仕切られていて,しかも古い英語教師のわたしにはわからない英語らしき言語でおこなわれています。そういう業界用語が一般のひとを遠ざけているのを,なんとかしなくちゃと思ったことが1920-30-40年代にBASICをおしすすめた動機のひとつでした。このブログの設定そのものがCategoryとか,わかったような,わからないような英語で作られていて,いやだったので,すべて日本語にしたかったのですが,日本語の字体が迫力がなくて,しかたないから英語にしました。英語にするにあたっては,良太さんのまねをしました。

“こんにちは” への2件のフィードバック

  1. Ryotasan より:

    英語にも日本語にも色々な方言があります。地域限定の方言だけでなく、世代や職業、社会的な階層による方言もあります。同じ集団の内部で方言を活用すれば、集団内での関係は心地よく緊密になりますが、外側には不透明な幕ができます。
    科学者が英語の中に科学用語の方言を作り出すことで、科学者同士は国際的なやりとりを可能にしましたが、結果的に一般の人たちとのあいだには不透明な幕をつくることになりました。
    オグデンやリチャーズの努力は、そういうカーテンのあいだを吹き抜ける風を生み出し、それがさらに新しい科学と技術を発展させる力にもなったと思いますが、今また新しい技術によって作り出されたネットワークの発展とともに新しい共同体と方言ができ、不透明な幕も出来ています。
    長い経験をふまえたユズルさんの新しい日記帳が日本語の新しい風を起こし、僕たちの電子的な蜘蛛の巣のネットワークを、少しでも風とおしの良いクモの巣に変え、透明に輝く数々の玉を作り出す日も近いでしょう。
    久しぶりに日本語で書いたら、かたくて気どった文章になってしまいました。

  2. Yasushi Ohyama より:

    こんばんは。大山です。
    まずはブログの立ち上げをおめでとうございます。
    Yuzuruさんや、Ryotaさんのコメントを読んで、「ほぉ~」の連続でした。そういう視点から英語を見つめたことが、あまりありませんでしたので。
    いちおう科学者の端くれとして、弁明にもならない与太話をしますと、科学者は真理を探して、それを人間社会に役立てようとします。その過程で、必ず議論が生じます。議論には双方の間に、共通の、つまり誰が読んでも必ず正確に同じ意味を指すコトバが必要です。それは、科学者以外の人にとってはジャーゴンだと思います。しかし、不幸なことかもしれませんが、それは、その段階では必要なジャーゴンだと言えます。
    基礎理論が確立され、それを元に社会に向けて実用化される段階になっても、未だにジャーゴンを用いるとすれば、それは科学者の怠慢です。誰にとっても理解できる「言い換え言葉」を探さなくてはいけないのです。ここをサボる科学者は残念ながら多数います。
    Ryotaさんの「科学者同士は国際的なやりとりを可能にしましたが、結果的に一般の人たちとのあいだには不透明な幕をつくることになりました」は、的を射たご発言だと思います。

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