BASIC Englishの学び方

投稿日 2006年2月21日

ベーシック・イングリッシュの学び方としてベストとわたしが思っているのは,English Through Picturesですが,この本はベーシックの850語のなかから,500語をえらんで,その使い方をわからせようとしています。その500語とはどんな語彙か? 深田桃代, 東日本GDM Newsletter, 2005年12月号の紹介があります:
 2005年10月22日, 東京の三田福祉会館でのベーシック・イングリッシュ学会での片桐ユズルさんの講演「ベーシックのベーシック: English Through Picturesの語彙」は, たった850語の語彙でほとんどすべてのことがいえるという一見魅力的なベーシックが, いざ使おうとすると, 言いたかったことが語彙制限のためになかなか言えず挫折感ばかり高まるという, だれもが経験するベーシックの難しさに, 易しい(優しい);語り口で切り込んだお話しでした。
English Through Pictures に使われている語彙をベーシックの語彙表に照らして, テキストに出てくる順に整理することで, ベーシックの特徴が次第に明らかになってきます。 Operations(機能語)の多さに対して, Qualities(形容詞)が極端に少ないこと。 emotive(感情的)なものを排除し, descriptive語彙を選んでいること。 そして,ベーシックで言い表すのに得意な分野と不得意な分野があるというリチャーズの指摘と, オグデンが英訳したウィトゲンシュタインの『論理哲学論考』のテーマのひとつ「語りえないことについては, だまってみすこすほかない」ということに触れて, 「語り得ることを, 明快に語ることができるようにする」のがEPの精神だと結ばれました。 その時, 英作文の指導時に「書きたいことではなく, まず自分が書けることを書きなさい。」と思わず学生に繰り返していた自分を思い出し, その言葉の意味を初めて自分自身が理解できた気がしました。 先輩方が言われていた「ベーシックを勉強するにはEPをしっかりやるのがベスト」をつくづく実感した次第です。
 ベーシックもGDMも, まだまだ自分の教育現場で役立てるにはほど遠いのですが, また少しだけ両者に近づけた気がして元気をもらいました。 ベーシック・イングリッシュ学会の研究紀要13号に掲載された7ページにわたるリストは, ベーシックの語表とEPのより深い理解への手がかりとなるとても貴重なものだとおもいます。…
 ユズルの論文はベーシック・イングリッシュ学会『紀要』第13号(2005年)にあります。

“BASIC Englishの学び方” への1件のコメント

  1. yuzuru より:

    『紀要』の入手方法についての問合せは:
    gdmshuppan@hotmail.com

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