幼年時代

投稿日 2009年3月23日

リクエストありがとうございます。「幼年時代」をのせます。詩の行分けがネットという線状的なメディアでどう現れるかわかりませんので,行末に/をいれておきます。
幼年時代
ぼくの絵を 普通の大人はほめたが/
図画の先生は よろこばなかった/
枝をそんなに一本一本かいてはいけません/
全体の感じをつかんで かくのです/
つめたい色彩です/
と 絵の先生は話した/
のを 母親は見て/
それはお前の心がつめたいからだ/
不親切で 思いやりがない/
もっと暖かくなれそうなもんだのにねえ/
夕食のとき たとえば今日ちゃんばらして/
遊んだらとても面白かったよと話すと/
そんなことして目でもつっついたら/
たいへんだ おまけにあんな塀の上にのっかったりして/
塀がこわれたりしたらどうします/
それにあの子と遊ぶのは感心しません/
などといわれるにきまっていた/
それから/
今度放課後に 図画の先生が特別に教えてくれるんだって/
などと言えばかならずそれじゃ教えてもらいなさい/
なんてことになると遊べなくなるから/
昼間あったことはいわないことにした//

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